
物流系企業様にて、2回目となるコミュニケーション研修を担当させていただきました。
今回の研修は、全社員を対象としたもので、2日間にわたり午前・午後の4回実施。
約250名の社員の皆様にご参加いただき、各支店・営業所をオンラインで繋いで行う「ハイブリッド型研修」でした。
講師としては、同じ研修を1日2回、2日間連続でお届けするという構成。
4回とも同じ内容を伝えつつも、受講者の反応や会場の空気に合わせて進め方を調整しながら対応しました。
ハイブリッド型ならではの難しさと工夫
研修は90分という短い時間の中で、ペアワークなどの体験型要素を多く取り入れながら進行。
オンラインとリアルが混在する中で、以下のような点に特に配慮しました。
- 全社員で同じ研修を受け、共通認識・共通言語を持ってもらう
- 研修に慣れていない方も多いため、飽きさせない進行を意識する
- 少人数でオンライン参加の営業所の方も、疎外感を感じないようにする
- 何をすべきか迷わないよう、インストラクションを明確に出す
リアル会場と画面越しの受講者、どちらにも同じ熱量と安心感を届けるために、講師としては常に複数の「思考回路(CPU)」を動かしながら話しています。
ライブ感と臨機応変な対応が求められる講師業
講義中心の一方向型研修であれば進行は比較的スムーズですが、ワークを交えたインタラクティブな内容になると、より高度なファシリテーション力が問われます。
それでも、参加者の皆さんの反応や笑顔、盛り上がる空気感を感じると、疲れ以上に達成感が残ります。
「決まったことをコツコツやる」のがあまり得意ではない私にとって、臨機応変な対応を求められるこの研修講師という仕事に出会えたことは、本当にありがたいことだと感じています。
今後も、多様なスタイルの企業研修に対応しながら、参加者にとって価値のある時間を届けていきたいと思います。